自嘲

2003年1月10日
 君の透きとおった白い腕に
 僕の爪を食い込ませる。
 僕の爪が君の肌を破り
 君に痛みを与え
 君の腕から赤い血を滴らせる。
 でも君は僕の手を振り払おうとせず、僕に笑いかける。
 それが、僕に死を与えた君のせめてもの償いだと知ったとき
 僕は嘲笑い、そして絶望する。

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