磨硝子

2003年6月16日
 僕を映さないその眼で
 何時まで僕を苛めるつもり?

戦 

2003年6月15日
 君との関係は
 まるでチェスのようだね。
 傷つけ合うことしか出来ないよ。

誘 

2003年6月14日
 今夜だけは
 その仮面をはずして
 そっと自分を抱き締めて
 ゆっくり、おやすみ。

はなむけの言葉

2003年6月13日
 震える程きつく結んだ唇を解いて
 ゆっくりと弧を描いてごらん。
 やはり君には
 それが一番似合ってる。

人形

2003年6月10日
 壊れかけた人形のように
 僕も継ぎ接ぎだらけなのでしょうか。
 新品のときと変わらない表情で
 喘ぐこともせず
 沈黙を守り抜くのでしょうか。
 捨てられても
 穏やかな笑みを浮かべてるだけでしょうか。
 ただ君だけを信じて。

濡れる夜

2003年6月9日
 零れる嗚咽を噛み殺して
 溢れる涙をやり過ごして
 独りきりの夜が始まる。

自傷

2003年6月8日
 安易に刻み付けた傷が
 今になって疼き出します。
 それでも治すことをせず
 その傷をさらに抉っていきます。
 深く、深く
 消えない痕になるまで。
 この想いは
 少し、恋に似ています。

温存

2003年6月3日
 このまま眠ってしまおうよ
 絶望に抱かれて。
 足掻くのは
 それからでも遅くはないよ。

暴力

2003年6月1日
 傷付けたいなら、君の思うように
 この体に刻み込んで。
 その後に、全てを包み込むその笑顔で
 そっと笑いかけて。
 抱き締めて。

茨の柵

2003年5月31日
 その腕で
 縛り付けてもいいよ。
 痛みを忘れるぐらい愛して。

マリア

2003年5月30日
 中途半端な優しさで縛り付けるくらいなら
 その微笑で
 罰を下して。

平和

2003年5月28日
 ここは平和です。
 幸せも、苦痛も
 何も感じません。
 何も感じないから
 傷つけられても
 意味が分からず
 皆穏やかに笑い合うのです。

 ここは、平和です。

利己主義者

2003年5月26日
 バラバラになるまで、壊してあげる。

 人形のように、ただのモノとして扱ってあげる。
 どれだけ懇願しても
 全ての希望を奪い去って
 狂いゆく様を見ててあげる。

 何よりも楽しい一時。
 
 君が絶望で真っ白になったら
 その体を優しく抱き締めて 
 耳元で愛の言葉を囁いてあげるよ。

掌の中

2003年5月25日
 僕から逃げて
 涙が枯れて、独りになったら
 僕の元へ戻っておいで。

手紙

2003年5月24日
 好きだったけど、嫌いでした。
 仮面でも貼り付けられたかのように
 あなたはいつも微笑んでいるから
 どんな我が儘を言っても、その手を煩わしても
 その笑顔は崩れないから 
 きっと私が居なくても
 変わる事無く、穏やかに笑っていると思うから

 だから、さよなら。

水鏡

2003年5月22日
 伝わらなくていいよ。
 この体温も、言葉も、私も
 掬われることなんて
 望んでないから。

独白

2003年5月21日 独白
 私からは求めないから
 全部、あなたが決めて。
 思い通りには
 なってあげないけど。

氷の微笑

2003年5月13日
 それは
 受け入れでもなく
 戒めでもなく
 誰にでも平等な
 綺麗すぎる残酷な微笑み。

本望

2003年5月12日
 君の記憶に残るなら
 今すぐ消え去ってもいい。

境 

2003年5月10日
 気付かなくても、理解しなくてもいいのです。
 わかるはずがないのです。
 私達は
 有刺鉄線で区切られているのですから。

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