繰り返し繰り返し
頭が狂いそうな音楽を
延々聴いてる僕は
きっと狂ってるんだろう。
君はもう、蘇らない。
失くした鍵を持ったまま
僕を置いていってしまったから。
甘い言葉だけ飲み干せたなら
きっと蛍は死ななかった。
望んでないのに、あなたが与えてくれた。
それをあなたが奪うなら
もう何も、持たないことにするよ。
誰も愛さないような
愛せないような
そういう冷たい生き物になりたかった。
中途半端なままよりは
いっそのこと、完璧に壊れたいと思ってしまった
僕は何なのだろうと。
忘れてた。
僕がどうしようもない
ガラクタだってこと。
細い指
柔らかい髪
綺麗な声
優しい微笑み
あなたが好きだと言ったもの
全部なくなってしまったら
もう要らないんだろうね。
あなたに包まれて
吐息を合わせる度
本当に
一つになれるんじゃないかって
そう思えてくるんだよ。
そんな愛しい夜。
もういいよって
あっけなく君が言うから
わかったって
微笑むまでの間に
殺した言葉の数だけ憎めたら
僕たちは救われたかな。
ぽつんと落とされた痛みが
じわじわと根を張って
悲しみになる。
この虚しさを
君も味わったことがあるのかな。
誰かを想って泣くのかな。
ゆっくりと滲みこむ
毒のように
気付いたときにはもう
手遅れだったなら
君の瞳をまっすぐ見て
言えたのかな。
くすぶり続けるこの想いを。
なぞるように
辿るように
恋を想い出す。
純粋故に狂っていた僕たちは
愛し方なんて知らなかったね。
憐憫とか
後悔とか
そんなものじゃなくて
想うだけで胸がいっぱいになる
そんな純粋に泣けたらいいのに。
何でも棄ててきた
その末路がどうなるかなんて
怖くて訊けなかった
だからわからない
どうすれば護れるのか
怖くてたまらないよ。
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