幾夜

2009年3月30日
 あなたに包まれて
 吐息を合わせる度
 本当に
 一つになれるんじゃないかって
 そう思えてくるんだよ。
 そんな愛しい夜。

俯瞰

2009年3月24日 コメント (1)
 もういいよって
 あっけなく君が言うから
 わかったって
 微笑むまでの間に
 殺した言葉の数だけ憎めたら
 僕たちは救われたかな。

刺青

2009年2月20日
 なぞるように
 辿るように
 恋を想い出す。
 純粋故に狂っていた僕たちは
 愛し方なんて知らなかったね。

勿忘草

2009年1月20日
 忘れないと言った恋を
 あっけなく忘れたのはどっちだったかな
 ねえ、今度は
 目の前で首を掻っ切ってみようか
 鮮やかな赤を
 君は忘れないだろう。

遠慮はいらない

2008年9月6日
 永遠じゃない
 いつ幕が下ろされるかもわからない
 真っ暗な恋
 だから今日も
 好きだって言うよ。
 愛してるから壊すということ。

イド

2008年2月10日
 怒りに震える
 表情が好き。

 愛しいよ、君。

仕返し

2008年2月9日
 ひどいことを言う
 きみは嫌い
 だから今夜は
 口付けてやらない。

アレキシサイミア

2007年10月10日
 悲しみに慣れたら
 後は忘れるだけだね。
 一度だけ痛むのは
 君のせい。

絶対凍土

2007年9月1日
 愛されるたびに、思い知らされるんだ。
 あの日僕を殺した言葉
 繋いだ手の優しさ
 泣いてしまいたかった月のない夜
 
 それでもまだ、埋まらない空白があることに。
 不釣合いな指先から
 満天の星が零れ落ちる。
 そんな奇跡のそばで
 僕は静かに、終わりを知ってしまう。

愛し

2007年7月24日 コメント (1)
 「愛しい」という言葉の意味を知ろうともしなかった。
 だから君は「かなしいね」と呟いた。

告白

2006年11月5日
 あんたが残した愛の重さに耐え切れないから
 このまま恋に堕ちてもいいか?

君に告ぐ

2006年11月1日
 悲しいだけの綺麗な歌でもなく
 穏やかで空虚な言葉でもない
 躯が引き千切られる痛み
 それはまるで恋のようだと
 血を吐くような想いで、

忘れないで

2006年9月18日
 たとえばもし
 ぼくがいなくなっても
 きみはなんともないかおで
 だれかに愛をささやけばいいよ。
 ただ、月がきれいなよるは
 ひとり、ぼくを想ってね。

ユダ

2006年9月10日
 目を瞑って
 懺悔する間もなく
 涙は渇いてしまうだろう。
 名もない夜が来て
 僕が狂ってしまう前に
 赦して、なんて言わないから
 どうか愛してくれないか。

濡れた頬

2006年9月9日
 届かない
 傲慢な願いを
 打ち消す雨音
 空気は一層悲しさを増して
 こんな夜に
 逢いたい温もりさえ知らない。

渇いた涙

2006年9月4日
 祈るにはまだ
 この指は拙くて
 悲しい旋律に
 溺れていくだけ。
 こんな朝に
 呼ぶ名前も知らない。

しあわせな終わり

2006年9月1日
 君だけに
 秘密をあげよう。
 いなくなる僕を想って
 優しいあの人が悲しまないように。
 愛してる。
 ずっと愛してるよ。

散った花弁

2006年8月28日
 君を傷付けるためだけに
 口付けをした。
 残ったのは
 空っぽの部屋と
 腫れ上がった恋と。

1 2 3 4 5 6

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索