色んな愛が多すぎて
見失いそうになるけど
求めることはやめられないね。
いつも空と共にある太陽を
何度睨み付けたことだろう。
いつから君の居ない日々が当たり前になったんだろう。
いつから諦めることが義務になったんだろう。
いつこの悲しみは終わるんだろう。
肌を撫でるような風に
あなたを見つけて
空を仰ぐ。
諦めと呼ぶには女々しくて
未練と呼ぶには潔すぎる。
失くした希望が
有り得ない奇跡が
音を立てて舞い降りる。
だから私は忘れる。
忘れた頃にあなたに逢えるから。
希望を自分で踏み潰してゆく音は
とても耳障りだけど
手に入ることはないのだから
これでよかったのです。これで。
もう一度忘れよう。
もう二度と想い出さないように。
今度会ったらきっと
泣いてしまうだろうから。
頑張って、忘れたふりして
笑っていたけど
もう限界みたいです。
綺麗な世界しか映さないこの眼じゃ
もう空を仰ぐことも出来ない。
時々君のこと
こうやって想い出してあげるから
だから今だけは
どうか消えて。
ヒステリックな声で
どうか愛を語らないで。
呑み込めない言葉が
喉に張り付いて
酷く痛む。
喪失を知らない分
私はあなたより幸せかもしれないし
あなたより不幸かもしれない。
幸せは
なるものじゃなくて
なってるものなんです。
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