両手を広げて
空に掲げて
私は待ってる。
この心臓が貫かれる時を。
君は確かに笑ってるのにね。
たまに泣いているように見えるよ。
もう何も響かない心は
君の声も届かない。
痛みと喜びに
慣れすぎたみたい。
許せないのは。
微笑んで赦してくれる君を
醜く歪ます事しか出来ない自分。
骨の髄まであなたで染まって
骨まで食べてくれたらそれで本望。
言葉は飾らない。
想いは飾れない。
だって届かないもの。
突き放すことが強さなら
裏切ることも愛なのでしょう。
一つずつ、一つずつ
あなたを忘れて
私はやっと
私になれる。
想いが腐蝕して
塵に還ってくれれば
それでいいのだけれど。
欲しいものを言えないのは
何時までも輝いていて欲しいから。
代わりなんて誰も居ないから。
だから誰も必要じゃない。
欲しかったものは、永遠に遠く
与えられたものは
未だ受け止められず、ただ零れるばかり。
何もかも壊して狂いたい夜に
眠りは逃避だと気付く。
葉と葉の間から
滲むような空の青が見えて
それだけで
世界は美しいと思った。
思うだけでよかったのに。
近いけど遠い
この場所で。
蒼い空を
白い雲が覆う。
残念だけど
ちょっとほっとしてる。
あなたに優しい言葉を掛ける気はありません。
あなたの特別にはなりたくありません。
精一杯の強がり。
想いだけが募るばかり。
叫んで願いが叶うなら
静かな時なんて
もう訪れないかもしれないね。
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