堕落

2003年1月15日
 僕はずっとあなたが好きでした。
 百合のように気高く
 桜のように儚く美しいあなたに
 僕は惹かれました。
 でももう僕の好きな人はいません。
 いるのは、嘘と快楽に溺れて
 醜く枯れた一輪の花だけ。

素敵

2003年1月14日
 花のように笑うあなたはとっても素敵。
 陽だまりのような優しさをくれるあなたはとっても素敵。
 海のように深い愛で包んでくれるあなたはとっても素敵。
 だけどね 
 胸に大輪の赤い花を咲かせて
 死んだように眠るあなたが、一番素敵。

微笑

2003年1月13日
 どんなに僕が叫んでも 
 どんなに僕が縋っても
 あなたはただ微笑むばかり。

運命

2003年1月11日
 ただ笑っていればいい。そう、何も考えず。
 君は何も気付かないまま
 僕の手の中で踊り続ければいい。
 そう、死ぬまでね。

自嘲

2003年1月10日
 君の透きとおった白い腕に
 僕の爪を食い込ませる。
 僕の爪が君の肌を破り
 君に痛みを与え
 君の腕から赤い血を滴らせる。
 でも君は僕の手を振り払おうとせず、僕に笑いかける。
 それが、僕に死を与えた君のせめてもの償いだと知ったとき
 僕は嘲笑い、そして絶望する。

鏡 

2003年1月5日
 この朦朧とする意識の中で
 僕が最後に見たものは
 鏡に映った君の真実。

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