無様
2003年5月9日 私は、とても無様なのです。
本当は、泣き叫んで、縋り付いてでも離したくないのに
どこかで諦めている私がいて
結局、何も出来なかったのです。
その場に立ち尽くして、呆然と去ってゆく後姿を見送りながら
また一人自己嫌悪に陥るしかないのです。
なんと無様なことでしょう?
本当は、泣き叫んで、縋り付いてでも離したくないのに
どこかで諦めている私がいて
結局、何も出来なかったのです。
その場に立ち尽くして、呆然と去ってゆく後姿を見送りながら
また一人自己嫌悪に陥るしかないのです。
なんと無様なことでしょう?
目を閉じて、想いを反芻してみる。
それは、どんどん塗り替えられて、膨らんで
だんだん鮮明さを取り戻してゆくけど
決して前と同じになんかならない。
私とあなたの間には
もう埋めることの出来ない溝が深く隔てられているのだから。
それは、どんどん塗り替えられて、膨らんで
だんだん鮮明さを取り戻してゆくけど
決して前と同じになんかならない。
私とあなたの間には
もう埋めることの出来ない溝が深く隔てられているのだから。
逃走
2003年4月25日 恐れたのは、貫かれた言葉だったのか
君の指差した先なのか
今となっては定かではないけど
状況は、何一つ変わってないんだ。
僕は、相変わらず逃げ続けていて
光は絶望でしかない。
君の指差した先なのか
今となっては定かではないけど
状況は、何一つ変わってないんだ。
僕は、相変わらず逃げ続けていて
光は絶望でしかない。
慕情
2003年4月17日 気付いてくれなくても良い。報われなくても良い。
身を焦がすように恋したのは、私なのだから。
だからせめて、今まで通りの笑顔を見せて下さい。
まだ、溺れていたいのです。
身を焦がすように恋したのは、私なのだから。
だからせめて、今まで通りの笑顔を見せて下さい。
まだ、溺れていたいのです。
劇的
2003年4月15日 胸を過ぎった、微かな焦燥。
その変化は、とても些細で、思わず見過ごしてしまいそうな
一瞬で消えた、名も無い感情。
苦しくて、でも微かな甘さを伴い
まだ形も取れないような、そんな未発達の激情。
君が居るだけで、僕の世界は変わる。
その変化は、とても些細で、思わず見過ごしてしまいそうな
一瞬で消えた、名も無い感情。
苦しくて、でも微かな甘さを伴い
まだ形も取れないような、そんな未発達の激情。
君が居るだけで、僕の世界は変わる。
孤独
2003年4月9日 何も知らず、立ち尽くしたままで
ただ呆然と、時間が駆け巡るのを見ている。
その無垢な瞳に映るのは
世界の矛盾や、欲や、願うだけの愚かな夢や
顔を歪ませるものばかりだけど。
それでも眼を逸らす事無く、全てを眺める。
そして一人、また一人と消え
誰も居なくなるのを静かに見届ける。
少年は、いつも独りだった。
そして、これからも。
ただ呆然と、時間が駆け巡るのを見ている。
その無垢な瞳に映るのは
世界の矛盾や、欲や、願うだけの愚かな夢や
顔を歪ませるものばかりだけど。
それでも眼を逸らす事無く、全てを眺める。
そして一人、また一人と消え
誰も居なくなるのを静かに見届ける。
少年は、いつも独りだった。
そして、これからも。