両面価値

2004年2月10日
 冷たく突き放すのは
 その手を握り返して欲しいから。
 冷たい言葉を降らせるのは
 少しでもその瞳に映りたいから。
 冷たく笑うのは、心が泣いている証拠。
 冷たい両手を広げたのは
 君に縋り付いてきて欲しいから。

独白

2004年2月9日 独白
 君は確かに笑ってるのにね。
 たまに泣いているように見えるよ。

予感

2004年2月6日
 目の奥で、涙の予感。
 黒い空に、嵐の予感。
 笑う君に、心が泣いて
 指の先で、恋の予感。

2004年2月5日
 焦がれるほど見つめたって
 忠誠を誓ったって
 逃げないように抱きしめても
 その目は空を睨んだままで。

2004年2月4日
 いくら熱い眼差しを向けられても
 指に口付けを落としても
 両手で拘束されても
 気紛れってことぐらい、わかるよ。

独白

2004年2月3日 独白
 もう何も響かない心は
 君の声も届かない。
 痛みと喜びに
 慣れすぎたみたい。

無理難題

2004年2月2日
 君は言う。
 希望さえ零れるこの手で
 受け止めろという。
 君という光を。

わらう

2004年1月31日
 君は笑う。
 花に向かって。
 刹那の命と知ってて笑う。
 君は微笑う。
 空に向かって。
 虚ろげな目で幸せそうに微笑う。
 僕は哂う。 
 君に向かって。
 可哀相な君を想う僕を哂う。

熟 

2004年1月29日
 熟れた林檎ほど
 落ちる寸前が一番甘い。
 人間も堕ちる時が
 一番美味しいのでしょうか。

懺悔

2004年1月27日
 空みたいに広い心は
 全てを赦してしまうのでしょう。
 天使の微笑みを湛え
 滑り落ちる涙が見えないように。

不確実

2004年1月26日 特別
 この声が
 雑音のフィルターに紛れずに
 あなたに届くのなら。
 この耳が
 絶望や希望の中から
 あなたの声だけ聞けるなら。

独白

2004年1月25日 独白
 許せないのは。
 微笑んで赦してくれる君を
 醜く歪ます事しか出来ない自分。
 死にそうだと心臓が叫ぶ。
 空は哂い、世界が色を失った。
 消えたいと心が嘆く。
 涙が伝い、空は啼いた。

悪夢

2004年1月23日
 どれだけ傷つけられても
 最後に縋るのはあなただけという現実。

痛んだ心

2004年1月20日
 でたらめな頭で考えた事なんか
 何一つ正しくないけど
 感じた痛みは
 せめて歪まないでいて。

独白

2004年1月19日 独白
 骨の髄まであなたで染まって
 骨まで食べてくれたらそれで本望。

関係

2004年1月17日
 愛したのは私で
 愛してるのはあなた。
 愛されたかったのは私で
 愛して欲しいのはあなた。

時 

2004年1月15日
 今日もひとり
 温かすぎる裁きの雨を浴びて
 明日もまた
 たった一人の幸せを願う。
 昨日の私は
 ただ愛を叫ぶ。

素描

2004年1月14日
 真っ白なキャンバスに
 線が引かれて、大地が出来て
 空が出来て、花も咲いて
 最後に君が居たけど
 結局僕は描かれなかった。

無比

2004年1月13日
 私は神ではないので
 あなたを救うなんて出来ません。
 でも私は神ではないから
 あなたを捨てるなんてありえません。

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