ヒステリックな声で
どうか愛を語らないで。
呑み込めない言葉が
喉に張り付いて
酷く痛む。
堕ちるほどに君は
輝きを増して
もう今更手放せないし
罠張ってたなんて、言えない。
必要な分だけ
あなたを晒せばいい。
渦巻いている混沌は
一番柔らかい場所に隠して
そのまま目を逸らして
両手を空に翳せばいい。
綺麗な笑顔を貼り付けた嘘が
あなたを優しく包み込むから。
喪失を知らない分
私はあなたより幸せかもしれないし
あなたより不幸かもしれない。
傲慢に命令する声と
触れる手の温かさに
苛まれる。
優しく見つめるその瞳に
私が映っていない事なんて
初めから知っていたよ。
あなたの言葉は
いとも簡単に私を殺して
天国へ連れて行ってくれます。
幸せは
なるものじゃなくて
なってるものなんです。
眠るなら、森の中
耳を塞ぎ、世界を遮断し
これは悪夢だと思いながら
次に見るものは
どうかあなたの笑顔であるように
闇に埋もれる。
これは、私のもの。
どんなに痛くても
何度棄ててしまおうと思っても
結局は戻ってくる。
これは私のもの。
誰にもあげない。
愛していると言いながら
私を拒むあなたの愛は
訳がわからない。
どんなに願っても
世界が消えることはないので
私が消えることにしました。
夢を見ないくらい
夢に堕ちて
底で君に逢えたら
其処はきっと、楽園。
潔く散る花びらに似て
酷く脆いあなたは
いつも微笑っている。
僕の小さな世界は
終わりのない悲しみに溢れ
悲しみを終わらせる為に
世界の終わりを願った。
恐れているのは
抱き締められて
あなたの顔が見えなくなること。
君から全てを奪い去って
独り蹲って泣く君を
僕が抱き締めてあげよう。
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