青過ぎる空の下
僕は救いたかった。
君を救えなかった。
ただそれだけ。
愛は人を傷つけるよ。
僕を傷付ける。
君を傷付ける。
だけど今は
この痛みさえも愛しい。
僕は中途半端に現実的なので
完全な夢を見れずに
いつも危うい綱渡りを
空を見ながらしています。
私の代わりに
いつも空が泣いてくれるので
私が泣く必要は無いのです。
手に入った途端
要らなくなるのなら
君はどうか遠いままでいて下さい。
あなたに伝えたいことは沢山あるけれど
僕は臆病だから、いつも言葉を捜して
言葉同士が相殺し合ってしまうので
だから僕は口を閉ざすのです。
沈む夕陽に
赤く染まる横顔が
とても綺麗で
堕ちる予感がした。
どんな理由でも
忘れないでいてくれることを
嬉しいと思った僕は最低で。
あなたに触れられた所が
痺れて何も感じなくなる感覚は
まだ好きじゃない。
色んな愛が多すぎて
見失いそうになるけど
求めることはやめられないね。
恋の炎に焼かれて
灰になる前に
丁度食べ頃な今を
君に食べて欲しい。
もう君を想って泣く夜はないよ。
今ならきっと、笑ってさよなら出来るはず。
だけど、夜明けの空に少し涙することを
どうか許して下さい。
いつも空と共にある太陽を
何度睨み付けたことだろう。
いつから君の居ない日々が当たり前になったんだろう。
いつから諦めることが義務になったんだろう。
いつこの悲しみは終わるんだろう。
夢見な君に
現実は意味もなく
遠くを見る瞳は
僕を映さず
君は微笑む。
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